メタルフリー治療

メタルフリー治療について

虫歯になりにくい
汚れがつきにくい
歯周病になりにくい

従来の保険治療

吉田歯科クリニックでは、金属を使用した治療によって歯肉が黒ずんだり変色を起こしたり、金属アレルギーの症状で歯茎に赤みを帯びたり虫歯になって外した部分の多くが腐食様子状になっている口腔内を多く見てきました。
従来の保険治療では、部分的修復物(インレー)、被せ物(クラウン)、義歯のバネに12%金銀パラジウム合金が使われてきました。

修復材料の一つであるアマルガムは、2016年に保険改正で使用ができなくなりました。アマルガムには水銀を使用しているので破棄するのに多くの問題があり、「処理できなくなった」というのが実際のところです。

12%金銀パラジウム合金の成分は、ほとんどが銀でできているので銀歯と言われる理由も頷けます。この金属を長年使用し続けている理由は、50 数年前に遡ります。その当時の日本は高度成長期で、虫歯の洪水と呼ばれる時期でした。虫歯を多く持った患者さんが歯科医院に訪れ、削って詰め、被せる、もしくは早期の抜歯を行い、ブリッジを乗っけていた時代です。当時は安価なニッケルを多く用いてきましたが、人体に問題があるということで、加工しやすい銀を多く含くみ強度のある、金銀パラジウムが用いられるようになったのです。

金銀パラジウム合金の中に多く含まれている成分の銀は、酸化(酸に触れると黒くなる)を起こしやすく、銀イオンを溶かし腐食を起こします。腐食部分から虫歯は起こります。また土台に使った金属は、削ると成分が歯茎に染み込み、歯茎を黒く変色させてしまいます。


歯の神経を取った中の土台の部分も、このような状態になっているのが現状です。(神経を取りたくない理由の1つです)

そう!! 歯科医院に訪れる理由の大半が、やり直し治療なのです!
ここ数年、その治療に変化が出てきました。金属を使わない治療(以下 メタルフリー治療)です。

金属を使わない治療

レジン


一つはレジン(樹脂)を用いた治療。

レジンとセラミックをミックスした治療

もう一つはレジンとセラミックをミックスした治療です。

レジン治療は、噛み合わせに関わらない小さな部分での修復に力を発揮します。
レジンとセラミックをミックスした治療は、噛み合わせに関わる部分や、被せ物に関わる部分、土台となる部分に用いることができます。
大きな部分はセラミックを接着要素にはレジンを使います。

メタルフリー治療の一番のメリットは、
金属を使わないことで歯茎の健康面、修復した歯の腐食を防ぎやすく、
かつ細菌がつきにくく接着性のレジンセメントを用いることで、やり直し治療になりにくい

もちろん、良いことばかりではありません。
修復するまでに歯茎からの出血や歯肉炎がある場合は適応外ですし
噛み合わせが深くキツイ方歯ぎしりや歯並びの悪い方には使える場所が限定されるのです。

歯茎が、このような状態では修復どころではありません。
メタルフリー治療にはもう1つ使用するものがあります。

ファイバーコア

そしてレジンとファイバーをミックスして歯の土台として使用した『ファイバーコア』です。 ファイバーコアは、金属の土台と違い腐食しにくく、ファイバーによって歯がたわむことで折れにくくなるのです。一部の部位で保険が使用できるようになりましたが、条件はかなり限定されるのが実際のところです。

メタルフリー修復の材料

レジンとセラミックをミックスした治療をさらに深く掘り下げていきましょう!!
部分的な修復や被せ物には、大きく分けて3つあります。

a. セレックというコンピューターで作成するセラミックを用いた修復 ( 以下 セレック)
b. e-max (イーマックス)というセラミックを用いた修復
c. 歯よりも硬いジルコニアを用いた修復があります。

この3つが現在のメタルフリー修復の材料のメインです。

セレックでの治療

セレックでの治療は、CAD/CAM コンピューターでセラミックブロックを使い作成するという画期的な方法です。簡単に例えるなら 3D プリンターのような感じです。すでに海外では歴史があり、症例も多く出ています。

歯科技工士の手がかからない分、費用を落とせることが現在普及の一因でもあります。歯の硬さに近く、歯を痛める前にセレックが壊れるということがありますが、全体のお口の中を管理できていれば長持ちするのも特徴です。
セレックの作り方、できるまでの工程は省略いたしますが、どんどんと新しいセラミックの材料(ブロック)が出てきていますので今後最も発展する分野でもあります。そして現在、使用するブロックにより保険がきくものもあります。

e-max

e-maxは、ドイツ、イボクラー社で開発されたセラミックで、セレックマシンでも作成できるのですが、硬さを出すために高温を加える必要があり、現在当院では設備と歯科技工士の手がないため、自費専門の歯科技工士にお願いしているのが実状です。硬さは、歯よりも強度があり細かな色調も再現でき前歯に多く用いられます。もちろん奥歯も使うことができます。

IPS e.max System Dentists The IPS e.max all-ceramic system covers all indications ranging from thin veneers to 12-unit bridges. Restorations made of IPS e.max demonstrate both high esthetics and high strength. Operators may choose the suitable all-ceramic material in accordance with the indication and the required strength. For all single- tooth restorations in the anterior and posterior region, lithium disilicate (LS 2 ) is the material of choice for highly esthetic results. For larger restorations, such as posterior bridges that are subject to high masticatory stress, restorations supported with the IPS e.max ZirCAD zirconium oxide ceramic are indicated. In combination with lithium disilicate (LS 2 ), the innovative IPS e.max CAD-on technique now also permits the fabrication of up to 4-unit posterior bridges with outstanding overall strength and highly esthetic appearance. /.colContainer2

IPS e.max CAD The clinically proven solution for all your CAD/CAM needs.

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IPS e.max Ceram The highly esthetic layering material for the IPS e.max system.

ジルコニア

セレック、 e-max ともにできないことがあります。“ブリッジ”と言って、つなげることです。 そこで登場してきたのがジルコニアです。人工ダイヤと言われるものです。現在のセラミック修復のメインかもしれません。
とっても硬いセラミックで壊れたり割れたりしません。

しかし、当院ではこれを使わせていただく時には慎重に症例を検討させていただいています。なぜならば噛み合う向いの歯が壊れてしまうことのほうが多いからです。ブリッジのフレームの上には別のセラミックを乗せさせていただいております。 ジルコニアはインプラントの中の芯(アバットメント)や前歯のブリッジなどに使用することが多く、また多くのメーカーが関わり開発を行っていますが、当院では3M製を用いることが多いです。しかしあくまでも、ジルコニア単体で用いることはなく(あまりにも硬くて、向かい合う歯をダメにしてしまうため)、上にセラミックをミックスします

できる限り良い材料を多くのトレーニングを積んで使用してまいります

以上のことから、現在、そして今もなお新しく体に良い材料が多く開発されています。 吉田歯科クリニックでは、多くの臨床データの元、できる限り良い材料を多くのトレーニングを積んで使用してまいります

そして皆様が気になる費用についてです。この費用についてですが、材料の費用だけと考えないでいただけると幸いです。 (料金表はこちらをご覧ください )

保険外での治療では、慎重かつ時間を必要とします

今の日本の健康保険では、 『時間』 に対する評価はありません。
一本の歯の虫歯治療に、一時間じっくりかけるのと、10 分で済ませるのとで、その治療費に差が生じることはないのです。

赤字覚悟のボランティアであれば、保険内でそういった時間をかけることも可能ではありますが、医院を維持していくのに必要な採算性を度外視するわけにもいかず、低い保険の評価の中では、良質な医療を提供するのに限界があるといえます。

これが、自由診療(保険外診療)を選択された場合には異なってまいります。 私たちのクリニックでは、治療にかける時間は、あくまでもその歯にとって、理想的な治療の行程に必要な時間全ての合計で決められています。

虫歯の取り残しがないように『丁寧』に、歯を削り過ぎないように『慎重』に、虫歯が再発しな いように『確実』に … 。こうした虫歯一本の治療に対し、最低でも一時間から一時間半程度のご予約を確保させていただいております。

大切なのは、こうした時間の制約のない、『丁寧』『慎重』『確実』といった治療を行うことで、その歯を二度と再治療せず、長く持たせることが初めて可能になってくるという事です。

よく保険と自費の違いは、『治療する部位や、詰めたり被せたりする材料の違いだけ』という誤った認識が蔓延しています。
吉田歯科クリニックの保険外での治療では、慎重かつ時間を必要とします。歯茎の治療を終えて、お約束も一時間以上からとさせていただいています。そのようなことも含めご検討いただければと思います。

吉田歯科クリニック 院長 吉田健

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