2020/04/14
COVID-19に関する〜今後の展望
こんばんは。
横浜市港南区港南台にあります吉田歯科クリニック 吉田健です。
いつも数ある歯科医院の中から当院を選んで通って下さって本当にありがとうございます。
新型コロナウイルスにより皆様におかれましても、大変であり、辛い状況であることと存じます。
「こんな時に歯医者に行くの大丈夫??」「感染するんじゃない?」って不安になる方もいらっしゃると思います。
ここで私の個人的見解をお伝え致します。
歯科医院では、大昔から見えない敵であるウイルス、細菌と戦ってきました。
そのために、常日頃から院内感染防止のために滅菌体制を構築し、ありとあらゆる対策を練ってきております。
新型コロナウイルス騒動の前から、HIV、HBV等の肝炎ウイルスなどの感染リスクを背負いながら仕事をしてきました。
それが我々、歯科医療従事者です。
医療人は特に「使命感」を強く持って生きています。テレビやネットニュース等で色々な情報を目にしたり耳にしたりすると思います。正しい情報、正しくない情報、たくさんあります。
歯科医療は、昔から感染対策に最も力を入れている職種の一つといえます。
特に当院は、マンパワーを割いて、感染対策に力を入れています。
患者様が歯科治療を受けることによって感染することはまずありえないと思っております。
(おそらく歯科治療を受けたことによってコロナに罹患するような滅菌消毒レベルだったら、もっと前に違う疾患に罹患してしまっているでしょう。)
むしろ口腔ケアをすることでインフルエンザ罹患率が減少することは文献的にも多数報告されております。
肺炎予防に口腔ケアが必須なのは、医学の常識です。
ただし、コロナ感染者の歯科治療は確かに医療者にとってリスクがあると言えます。
エアロゾルが危険って最近よく言われるようになりました。(状況により異なりますが、歯科治療時のエアロゾルはバキュームによって95%除去できるとの報告もあります。)
そのため、開院当初から、口腔外バキュームを設置していました。
参考文献: STEPHEN K Aerosols and splatter in dentistry A brief review of the literature and infection control implications J Am Dent Assoc. 2004 PMID: PMID: 15127864
確かに、咳、くしゃみを直接受け止めるのは高リスクなので、我々歯科医療従事者は、可能な限り防護していきます。
さらに、待合室では換気と消毒、清拭をEO水を使用してリスクを減らしていきます。
当院の大切なスタッフを守るため、また、当院へ通ってくださる皆様や皆様の家族を守るため 皆さまへお願いがあります!!
どうかご受診前に体調を今一度ご確認下さい!誰かを感染させる可能性はないか?
まとめますと
①歯科治療を受けることによる患者様のコロナへの感染のリスクは限りなく低いです。
②コロナ感染者が歯科治療を受けると、術者の感染リスクが高いので、疑わしい時、アポはキャンセルして、軽症なら自宅安静してください。
③我々は可能な限り自分の身を守りつつ、困っている患者様を診療致します。その気持ちを察して頂けたら幸いです。
④コロナ問題は短期間では終息せず、長い旅路となるでしょう。痛い時、食べれない時、不安な時は我慢しつづけるのではなく、ご受診ください。
⑤この機会に、ご自身での口腔ケアを見直しましょう。口腔ケアで色んな全身疾患が予防出来ます!歯医者いらずになりましょう!
最後に・・・
もし国からの命令、県歯科医師会、その他諸事情により閉鎖を余儀無くなった場合は、心よりお詫び申し上げます。
また、最前線で診療に当たってくれている当院のスタッフ全員に心より感謝いたします。
この素晴らしいメンバーが私の誇りです。
追記
医科・歯科連携を行い、引き続き地域医療を進めてまいります。
https://yoshidaclinic7846.com/contents/column/
https://www.pc-covid19.jp