最近の子供たちは歯並びの悪い、噛み合わせの問題(不正咬合)をもつ子供たちが増えてきました。
歯の大きさ自体は戦前に比べ母体の栄養状態が良くなり大きくなりましたが、逆に噛む回数が減って顎の発育不全により歯の生えるスペースが足りなくなり、結果として歯が綺麗に並ばなくなっています。
当院における、顎顔面矯正法とは顎の骨全体を広げていく矯正法です。
矯正治療には、Ⅰ期治療と呼ばれる『土台作り時期』と二期治療と呼ばれる
『歯を並べたり』
『ポジションどりを行ったりする時期』
の二つに分かれます
矯正装置(主に急速拡大装置、リンガルアーチ等)を使い、顎と顔面の骨そのものの発育の遅れ(発育不全)を取り戻し、健康な体をつくると共に体本来の正常な機能、正常な発育を促すことで、結果として不正咬合を防ぎ正常な顎顔面と良い歯並びをつくる治療方法なのです。
発育途上のお子様には有効な治療法で、正常な成長を助けることによって綺麗な歯並びを手に入れることが出来るでしょう。
以下 症例写真となります。
しかし、どんな症例でも適応不適応があります。 全てのお子様ができるわけではありません。
それ以降になってしまいますと、多くの永久歯が萌出し、広げたりすることが間に合わないからです。また、すでに一本分以上の歯並びの重なりや、乳歯の早期の喪失によって、六歳臼歯の位置がずれてしまったお子さんには顎顔面矯正だけでは対応できないのが事実です。
このような場合に関しては、矯正専門医との連携で、Ⅰ期Ⅱ期の両方を見据えた治療を検討していきます。
一般治療もそうですが、全ての治療方法は一つではありません。
被せ物をかぶせる前の方法は数通り、インプラント治療も数通りです。
矯正治療も同じで、Ⅰ期治療にも多くの方法が存在します。
治療法のひとつですので、しっかりと皆様には毎月開催される説明会を通じてお話しさせていただきます。
ご質問等ございましたら、ぜひ、担当衛生士、担当歯科医師にお聞きくださいませ。