2022/01/17
『伝える』『伝わる』を大事にさらに努力します
こんばんは。横浜市港南区港南台にあります吉田歯科クリニック 吉田です。年明けよりクリニックは健康なお口を維持する方でメインテナンスのお約束がいっぱいでご迷惑をおかけしています。現在、歯科衛生士のお約束は非常に取りにくくなっていますので、一回のお約束を大事にしていただけると幸いです。
上記のようなアナウンスをすることになろうとは、少し前の歯科医療ではあり得ませんでした。歯科医院は『痛くなったら来る場所』との考えが多かったのです。何年もかけて、歯科医院は『痛くなる前に来るところ』『先を見据えてチェックするところ』がこの地域で認識されてきたかもしれません。
15年かけて削ることは最小限、ブリッジの製作はできる限り避けて、メインテナンスの大事さを伝えて、衛生士の育成を継続的に、などいろいろな取り組みをしてきました。
しかし、まだ道半ばです。なぜならば、治療のクオリティや『将来どうなるんですか』的な質問が皆様からきていません。
歯科医療の質は、保険診療では赤点ギリギリです。長く良い状態を維持するにはより高い質を求めていくこと(それでも問題は起きます)、また妥協案で行った後も自分のお口がどう変わっていくかを知ろうという気持ちが出てきていません。
私たちの『伝えること』、『取り組み』の不足です。
例えば
歯の神経を取る治療は、皆様の思った以上にすぐに起きてしまう治療です。そのような状態になる前に歯科医院に来ることは本当にハードルが高いです。我々も神経をとりたくはないのです。取らざる得ないのです。癌に罹患した場合、上皮下に浸潤したステージ1でも取り除かねばなりません。切除、除去です。神経におよんだ痛くない虫歯でも、浸潤していれば神経を取らざる得ないのです。
このような場合も、うまく伝わっていません。『神経を取られた』と後日 Googleに書かれてしまうのです。
一つ一つの治療にみんな全力で取り組んでいます。そこに伝える、伝わるをより強化して、メインテナンスの来院者をさらに増やす努力をしてまいります!!!