2022/03/07
銀歯の材料 大変なことに!!!
こんばんは。横浜市港南区港南台にあります吉田歯科クリニック 吉田です。花粉症の時期がやってきました、、いつもながらこの時期は苦労します。目の痒みが天敵です。一度掻いてしまうと止まりません。かゆみと咳と薬でなんとかしないとですね。同様に、虫歯も薬で治療できれば痛くもなく、皆様の負担も少ないのですがそうはいきません。
虫歯の治療は、除去しないとだめで、除去したあとは欠落した部分を代わりのもので置き換えなくてはならないのです。
そう、銀歯やセラミックスやレジンと言われるプラスチックです。
その中で、銀歯に使われている金属に異変が起きています。これにとどめをさしたのが、今回のロシアの侵攻です。保険診療で使用する銀歯の材料であるパラジウムはロシアからの輸入で賄っていますが、これが高騰し、かつ4月の保険改正でほとんど使用する場面がなくなることとなりました。
当院では、保険診療には銀合金で対応し、噛み合わせの力がなんとかなる部分はCAD/CAM冠で対応しようと考えています。しかし、明らかに力がかかる部位や今後のことを考えると、今後は修復治療はほとんどが保険外診療になってしまうのが実情かもしれません。なぜなら、保険診療の材料では、持って数年。数年後にはやり直し、また削ることになるからです。
もちろん、事前にご説明させていただきますので、しっかりと検討されることを望みます。もちろん、削ることにならない虫歯予防が一番大事です!!!