2022/09/18
岐路に近づいて
こんにちは。横浜市港南区港南台にあります吉田歯科クリニック吉田です。前回の一息からひと月空いてしまいました。
私は通常診療をなんとか続けております。
夏の学会以降は、日々の臨床を紐解き振り返ると、全体を治していく治療がほぼないことに気付きます。
私たちの治療?は、だれが前医の治療のリカバリーがほとんどです。この部分はどこかで、こちらはアチラで、、みんなバラバラなものが装着されています。
当院ですべてを行い、維持安定そしてメインテナンスを担当者が行なっている症例は20%にもみたないです。
何が言いたいのかといいますと、部分的治療を繰り返してもいい結果はないということです。
噛み合わせをひとりの技工士で、数名の歯科衛生士がメインテナンスを行うことが長期安定に繋がります。海外の学会に参加すると余計その差が歴然とします。
日本の医療保険は赤点にはならないが、長期安定はほぼ見込めません。また、全体に対しての診断が保険診療では認められていませんので、どうしても一つの歯にフォーカスぎあたります。
新しい技術の導入は保険では立ち行かない中、来年から歯科健診と言っている政府はどうしたいのか全く見えてきません。できる保険のなかで、このまま進むのか、違う道に活路を見出すのか、私たちも皆さまも岐路にいます!