2023/03/19
骨造成をできるだけ低侵襲に
二月の垂直骨造成in ブタペストの続きです。
垂直骨造成の前には、当院でおこなっているCGF&Sticky Boneを忘れてはいけません。厚生省から認可をえています再生医療です。これで多くのボリュームを増やせないかのか?と思っていましたが、我々の利点はこれを応用することができるとわかったことです。ヨーロッパでは、フランスではPRFをはじめ自己血液製剤を用いていますが、ハンガリーではまだかもです。
CGFとSticky Boneを用いながら、チタンメンブレンや遮断膜を併用することで低侵襲にできることを確信しました。日本の治療概念では、ダメなものでもなんとか残すことを優先しているので、どうしても実際にインプラントを希望された時 骨が残っておらず骨造成が必要になる場合が多いです。(本当はできるだけダメなものは早く取るとインプラントは楽になります→決してインプラントを誘導するものではありません)
そんな日本の伝統を踏まえると、垂直骨造成+CGF+Sticky Boneの応用は必然に思えます。
このまま、硬い組織である骨の再生を、その後は粘膜の治療を行うことでインプラントの長期予後を得ることができます。
少しでも長期予後を取れる治療をひきつづき目指して参ります。どうぞよろしくお願いします。