2023/07/07
予防歯科の広がりって難しいのか
こんばんは。梅雨もいよいよ終わりに近づいてきました。横浜市港南区港南台にあります医療法人Dental Community理事長 吉田です。
当院も夏の準備に入っています。夏休みにはお口の健康チェックには絶好の機会です。
先日、日本臨床歯周病学会に参加させていただきました。久々に多くの歯科医師と話をする機会がありましたが、コロナ期間中の学術変化には多くの物事が関わっていました。歯周病の罹患する要因には多くのことが考えられますが、私たちは少しでも状況を良くしていただける提案はさせていただければと思います。
臨床歯周病学会でも予防の大事さは歯科医師や歯科衛生士に嫌というほどわかっていますが、国が予防を唱えていることとは少し離れているかもしれません。
本来 予防とは悪くならないために自ら健康管理をし、コントロールすることが重要です。そして保険料は、車の保険で例えるなら、事故をおこさない人は保険料が安くなっていく仕組みが筋です。誰しもが納得です。しかし、現在の健康保険は、健康である人も病気である人も大して変わらず、健康な人がコントロールできない生活習慣病の方の負担もしています。そう、それでは健康である人も嫌になってしまいますし、不健康な人も安価で薬に頼るという、本来であれば自己摂生が重要を蔑ろにしていくように感じます。
当院では、予防歯科を標榜させていただいていますが、やはり私たちの知識のアップデートはもちろんのこと、来院者の皆様のマインドセットも今後5年、10年先を見ていく上では本当に大事と痛感します。歯科医院でどんなに良い治療をしても永遠は存在しません。少しでもyscからの情報やサポートがお役に立ちますように、、、
学会に参加しながら思った次第です。