2022/03/02
保険改正のお知らせ
重要
2022年4月における保険改正に伴う お知らせ
●保険診療でCAD/CAMインレー(部分修復)ができるようになります ●使用する金属が限定されていきます ●『かかりつけ強化型歯科診療所』における管理加算が発生します ●SPT(II)がなくなり、SPT(注1)に統一されます
2022年4月より2年に一度行われている保険改正があります。ここ数年の間 に『かかりつけ強化型歯科診療所』『CAD/CAM冠(注2)』『保険でできる SPT』と国による政策が行われてきました。今回の改正では、保険診療で使 用していた金銀パラジウム合金の高騰(注3)により経営維持や保険負担ができ なくなってきたため、CAD/CAMでの部分修復(インレー)が国で認められ ました。これで、金銀パラジウムを使用しての治療はほとんどなくなり、当 院では、CAD/CAM冠、CAD/CAMインレー、銀合金による修復、コンポジッ トレジンによる修復を保険診療の基盤とすることができるようになりまし た。 また。当院は『かかりつけ強化型歯科診療所(注4)』として、国内に20% にも満たない施設基準を維持しつつ、より安全な治療を行ってまいります。
✳注1: 国で決められた歯周病メインテナンスのこと サポーティブペリオドンタルセラピーのこと ✳注2:CAD/CAM(コンピューター支援による補綴物製作機器)では、保険診療で使用する材料(ブロッ ク)から保険外診療で使用する材料まで製作することができます。材料にはそれぞれ性質があり、用途があ ります。選択には下記の表を十分ご覧になって決定してください。
✳注3:金銀パラジウムはロシアからの輸入です。5年で数倍にも値上がりし、銀合金に移行するようにしま した。
✳注4:かかりつけ強化型歯科診療所は、厚生省が認めた施設基準をクリアした診療所です。全国85000件 ある歯科医院の20%が基準をクリアしています。